サービスプロバイダー特集:3DPX

2026年1月22日 | 読了時間:3分

 

イリノイ州シカゴに本社を置く3DPXは、樹脂材料を用いた選択的レーザー焼結(SLS)技術と高度なエンジニアリングを強みとする、世界有数の積層造形(AM)ソリューションロバイダーです。迅速な試作から規制要件の厳しい医療機器の量産まで幅広く対応し、技術力、厳格な品質管理体制、そして量産に対応した信頼性の高い部品を提供する姿勢によって、高い評価を築いてきました。

3DPXは FORMIGA P 110 Velocis やEOS P 396 をはじめとするEOS技術を中核とした、堅牢な積層造形(AM)生産環境を運用しています。これらのシステムにより、PA 2200(ナイロン12)をはじめとする生体適合性を備えた熱可塑性樹脂を用いて、高精度で耐久性に優れた部品を製造することが可能です。

短納期対応力と生産拡大能力は3DPXの強みです。最短1日以内に試作品を提供できるほか、数百から数千個の量産についても、わずか数日で対応することが可能です。柔軟性に、SLS造形ならではの高い耐久性と精度が組み合わさることで、治具・固定具、民生用・産業用部品、電子機器筐体、建築模型、医療機器など幅広い用途に対応しています。さらに社内の仕上げ加工、検査、CNC加工の設備と体制を備えており、積層造形と切削加工を組み合わせたハイブリッドな製造フローを提供することで、より高い精度と優れた表面品質を実現しています。

樹脂製固定具

3DPXの大きな特徴の一つが、規制対象となる医療分野における豊富な製造実績です。同社はFDA(米国食品医薬品局)に登録された医療機器メーカーであり、ISO 13485認証も取得しており、医療用途で求められる厳格な基準への適合を確実にしています。 専任部門である3DPXメディカルを通じて、生体適合性材料の提供をはじめ、エンジニアリング支援、各種試験、規制対応のサポート、品質管理体制の構築、顧客が構想段階から臨床グレードの量産へと安心して移行できるように支援しています。3DPXのチームは、慎重さと透明性を重視し、チェック体制、文書化、継続的なコミュニケーションを軸としたプロセスを徹底することで、あらゆる医療機器が顧客の期待とFDA要件の両方を満たすことを確実にしています。

最近配信されたオンデマンドウェビナー「医療用樹脂3Dプリンティングのグローバル製造における適格性評価の進め方:一貫性、コンプライアンス、市場投入への備え」では、3DPX、EOS、Prime Path Medtech、3D-Sideが登壇し、プロセス認定、適格性評価、材料および後処理の検討事項、さらにはグローバル製造拠点間で一貫性を維持するための戦略などについて解説しています。本セッションでは、人体接触部品や医療機器用途において、規制要件に準拠したAMワークフロー構築に関する実践的な知見が提供されています。

人命を救うアイデアや革新的な製品の実現を支援する使命のもと、3DPXは産業分野と医療分野の双方で、その存在感をさらに高めています。先進的な技術、高度なエンジニアリング力、そして規制対応に関する専門知識を組み合わせることで、積層造形分野において信頼性の高い製造ソリューションを提供する、頼れるパートナーとして評価されています。

EOSP396にポリマーPA2200で印刷された格子状ボール

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