サービスプロバイダー特集:Creallo社
2026年1月7日 | 読了時間:4分
Creallo社はAIを活用したオンラインカスタム製造企業であり、個人や企業が設計から生産まで迅速かつ確実に移行することを可能にします。単品の試作から本格的な量産まで対応します。 これまでに約40万点の部品を生産し、12,000件の注文を納品。80%以上のお客様がリピーターになられており、4.9/5.0という卓越した顧客評価を維持しています。これは品質、一貫性、顧客満足度における同社の評判を裏付けるものです。
韓国ソウルに本社を置くCreallo社は、積層造形、CNC加工、板金加工、真空鋳造、射出成形などの技術を活用したワンストップ製造サービスを提供しています。独自のAIプラットフォームが設計ファイルの製造可能性を自動分析し、即時に見積作成、リードタイム算出を行います。顧客は見積から決済までの全注文プロセスを数分で完了でき、完全にオンラインかつ非接触で利用可能です。
急増する受注量とセキュリティ面を考慮した国内製造への需要に対応するため、 Creallo社は自社生産能力を大幅に拡大しました。 現在、同社は10台の光造形(SLA)3Dプリンターと1台のレーザー焼結(SLS)3Dプリンター「P3 NEXTを稼働させており、生産能力を3倍以上に拡大しました。 また、Creallo社は緊急案件や特殊プロセス向けにグローバル生産ネットワークを管理し、サプライヤーとの連携、品質管理、物流を統括することで、世界中で一貫したモノづくりを提供しています。
ロボット工学、ドローン、医療機器、自動車、コンシューマー分野の顧客を持つCreallo社は試作から量産まで信頼できるパートナーです。
課題:迅速な試作と、信頼性・コスト効率を両立した生産
業界を問わず、Creallo社の顧客は、軽量かつ高強度なカスタム設計部品を求めています。さらに、短納期対応や環境負荷の低減も求められています。
こうした背景から、グローバルなサプライチェーンの混乱や知的財産(IP)セキュリティへの関心の高まりを受け、韓国およびアジア太平洋地域では、安全かつ拡張性のある現地生産への需要が高まっています。
顧客が求める要件
- 短納期、および予測可能なリードタイム
- 量産に対応した品質と高い再現性
- 大量生産時にも競争力のある部品単価(CPP:Cost Per Part)
- 環境およびデータセキュリティ要件に対応したプロセス
従来の製造プロセスや既存の光造形(SLA)プロセスでは、これらすべての要件を同時に満たすことは困難でした。 光造形(SLA)プロセスは、サポート除去・洗浄・後硬化など手作業の工程が多く必要です。そのため、大量生産になると処理に時間がかかり、生産量が増えるほどコスト効率が低下します。 単純に光造形(SLA)システムを追加して生産規模を拡大しても、効率化ではなく複雑さと手作業の増加を招くだけでした。
Creallo社は、迅速な試作と工業レベルの生産との間にあるギャップを埋める手法を必要としていました。具体的には、以下の点が求められていました。
- 大規模なバッチ全体で、信頼性と再現性を備えた部品品質
- 同じ設置面積で、より高い生産性を実現すること
- 機械的性能を損なうことなく、重要なプロセスパラメータを最適化すること
- 材料の廃棄を削減し、持続可能性を高めるプロセス
さらに、AI駆動の製造可能性設計(DFM)および即時見積もりプラットフォームとシームレスに統合できるソリューションも求めていました。これにより、顧客は設計データのアップロードから大規模生産までを、単一のデジタルワークフローでスムーズに進めることが可能になります。
ソリューション:EOS P3 NEXT + PA 2220 High Reuse
これらの課題に対応するため、Creallo社はアジア太平洋地域で初めて EOS P3 NEXT を導入し、PA 2220 High Reusee 材料と組み合わせました。
EOSの戦略的パートナーとして、Creallo社は EOS P3 NEXT を顧客向けに活用するだけでなく、システムの性能を最大限に引き出すため、ベストプラクティスの確立、用途開発、プロセス最適化においてEOSと連携しています。
「P3 NEXT は、単なる試作用ではなく、真の量産体制を実現できるシステムです。再現性のある品質と予測可能な生産性を確保できるため、顧客がパイロット生産から量産へ移行する際に求められる重要な要件を満たしています。」
Creallo社 CEO キム・ヒジョン
高性能かつ環境に配慮した材料:PA 2220 High Reuse
PA 2220 High Reuse は、最大 70%の粉末を次回造形で再利用できる材料です。Creallo社では、この高い再利用率により材料廃棄物を大幅に削減し、低炭素フットプリントの実現に貢献しています。 同時に、PA 2220 High Reuse は 高い耐熱性と優れた衝撃強度を備えており、ドローン、ロボティクス、医療分野など、要求の厳しい用途にも適した材料です。
「PA 2220 High Reuse は、高性能と資源のより責任ある利用を両立する材料です。粉末の大部分を再利用しながらも、お客様が期待する部品品質を実現できます。」
― Creallo社 CEO キム・ヒジョン
生産向けの高度な3Dプリンティング機能
EOS P3 NEXT は、以下の特長を備えています。
- 高速造形と効率的な部品配置により、一度の造形で多くの部品を生産できる高い生産性を実現
- 高密度で一貫した部品品質により、信頼性と再現性に優れた機械的性能を確保
- 粉末除去を前提とした合理化された後処理工程により、光造形(SLA)方式と比較してサポート除去・洗浄・後硬化といった工程を大幅に簡素化
これにより、Creallo社は小ロット生産やカスタマイズ生産から本格的な量産まで、優れた生産性と、複雑形状・高精度部品における競争力のある部品単価(CPP)で対応することが可能になります。
Creallo社のAI駆動プラットフォームによるシームレスな連携
EOS P3 NEXT の産業用途向け機能は、Creallo社の AI駆動型の製造可能性設計(DFM)および即時見積もりプラットフォームとシームレスに統合されています。
- 設計データは自動的に製造可能性がチェックされ、P3 NEXT 向けに最適化
- お客様は、システムの実際の性能に基づいた正確な価格とリードタイムを即座に確認可能
- 注文は、SLA、SLS、CNCなど複数の製造プロセス間でインテリジェントにルーティングされ、コスト・リードタイム・性能の最適なバランスが確保されます
結果:信頼性・再現性・コスト効率を高めた生産体制
光造形(SLA)プロセス比で10倍の生産能力
EOS P3 NEXT の導入により、Creallo社は従来の 光造形(SLA)プロセスと比較して実効生産能力を約10倍に拡大しました。これは約10台分の産業用光造形(SLA)3Dプリンターを稼働させるのと同等の生産能力に相当します。
これにより、Creallo社は以下を実現しています。
- リードタイムを延ばすことなく、本格的な量産注文に対応
- より少ないシステムに生産を集約し、計画および運用を簡素化
- 用途に応じてP3 NEXTと光造形(SLA)を使い分け、最適な生産体制を構築
「 P3 NEXTの導入により、手作業や工程数を削減しながら、生産性を約10倍向上させることができました。」
Creallo社 CEO キム・ヒジョン
後処理の簡素化によるリードタイム短縮
P3 NEXT で製造された部品は、主に粉末除去のみの後処理で対応できます。そのため、サポート材除去・洗浄・後硬化といった工程を必要とする光造形(SLA)プロセスと比較して、Creallo社は後処理に要する時間を大幅に短縮できます。
- 光造形(SLA)ベースの生産と比較して、最大30%のリードタイム短縮を実現
- 部品あたりの手作業を削減し、緊急注文にも柔軟に対応可能
信頼性・再現性・高い部品品質
EOSのハードウェアと PA 2220 High Reuse 材料の組み合わせにより、ビルド全体を通じて一貫した部品品質と高い再現性を実現します。これは、規制対象分野や安全性が極めて重要な分野において、Creallo社の顧客が重視する重要な要件です。
- バッチ間で安定した機械的特性
- 複雑形状に対する高い寸法精度
- ロボット、ドローン、医療機器部品向けの信頼性の高い量産対応
コスト競争力と持続可能性
P3 NEXT と、高い再利用性を備えた PA 2220 High Reuse 材料を組み合わせることで、Creallo社は部品性能を損なうことなく、競争力のある部品単価(CPP)を実現しています。
- 最大70%の粉末再利用により、材料廃棄物とビルドあたりのコストを削減
- 効率的な部品配置と高い生産性により、部品あたりの機械稼働時間を短縮
- 後処理工程の簡素化により、人件費をさらに削減
さらに、Creallo社が取得しているISO 9001(品質)/ISO 14001(環境マネジメント)/ISO 27001(情報セキュリティ) の各認証は、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みと安全な生産体制を裏付けるものであり、Creallo社の顧客が、自社の持続可能性およびコンプライアンス目標を達成するための支援となっています。
展望:新たな用途分野に向けた生産拡大
EOS P3 NEXT の導入により、Creallo社は現在、主要な産業分野において、試作段階にとどまらず、本格的な量産を前提とした生産規模の拡大に注力しています。
- ロボティクスおよびドローン分野:安全性や信頼性が特に重要な用途に向けた、軽量・高強度で再現性のある性能を備えた部品
- 医療機器分野:一貫性とトレーサビリティが不可欠な高精度部品
- その他のハイテク分野:複雑形状、短納期、現地生産が競争優位性となる用途
Creallo社は、EOS P3 NEXT と PA 2220 High Reuse 材料を組み合わせることで、デジタル製造を試作にとどまらない量産手段として確立しています。より高速で、より安全で、より持続可能——そして本格的な量産に即応できる生産体制を整えています。
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- Creallo:https://creallo.com
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