Smart Fusion
金属積層造形における高度なプロセス制御の新たなマイルストーン
2026年2月2日 | 読了時間:3分
Smart Fusionは、金属積層造形分野において、熱入力を安定させ、サポート構造を削減、造形品質の向上を実現する、実績のある技術として既に広く採用されています。造形プロセスにおける熱変動を制御し、安定した高品質な生産を可能にするために、Smart Fusionは様々な業界のメーカーに活用されています。Smart Fusionは、レーザー出力をリアルタイムで自動調整することで、積層造形を従来の静的なプロセスから、状況に応じて最適化される適応型のプロセスへと進化させました。
最新のEOSソフトウェアリリースV24により、このイノベーションはさらに大きく前進します。
Smart Fusion のご紹介
Smart Fusion は、高度な熱管理とレーザー出力制御を、さらに幅広い用途や材料へ拡張します。これにより、これまで対応してきた材料(In718、Ti64、AlSi10Mg)に加え、EOS MaragingSteel MS1: EOS StainlessSteel: 316Lにも対応しました。
新機能:高品質化、高精度化、信頼性向上
長年にわたるプロセスの知見とお客様からのフィードバックをもとに、Smart Fusionは3つの大きな進化を実現しました。
- ダウンスキン表面粗さの改善
最適化されたアルゴリズムによりダウンスキン表面粗さを低減し、複雑で難易度の高い形状においても、より滑らかで均一な部品表面が実現します。 - ダウンスキン精度の向上
熱制御を局所的かつ精密に行うことで、過熱による変形を抑制し、ダウンスキン部やオーバーハング形状における寸法精度を大幅に向上します。 - 空隙の低減
15°未満のオーバーハング形状において、Smart Fusionはダウンスキン部に発生する空隙を大幅に低減します。従来のSmart Fusionでは、一部のケースで「false ceiling」と呼ばれる空隙が発生する現象が確認されていました。しかし、新しいSmart Fusionでは、極めて浅い角度の形状においても、こうした空隙を低減し、より滑らかな造形が可能になりました。
Smart Fusion新たな章
Smart Fusionはこの度、要求の厳しい航空用途ブレード材料だけでなく、MS1や316Lといって幅広く使用される産業用合金にも対応しました。これにより、高度な熱制御技術を、より多くの用途や産業分野で活用できるようになります。
Smart Fusionは、これまで以上に幅広い形状、材料、用途において、信頼性が高く再現性のある高品質な造形結果を提供します。これは、完全自律型かつ自己最適化型の金属3Dプリンティングの実現に向けた、重要なマイルストーンです。
現在提供中: 新しいSmart Fusionは 、EOSソフトウェアリリースV24として提供されており、互換性のあるEOSシステムをお持ちのお客様はご利用いただけます。