3Dプリントされたマイクロ・バーナー
Euro-K GmbH|ケーススタディ
気体・液体燃料の最適燃焼のための利点
- 気体および液体燃料の使用が可能
- 内蔵機能により、燃焼しにくい燃料も使用可能
- 燃焼室サイズを20%縮小
EOSテクノロジーにより、特定の課題を抱えるお客様に最適なソリューションを提供できる機会を得ました。業界における長年の経験と積層造形技術の専門知識を組み合わせることで、ユーザーにとって測定可能な付加価値を実現することができました。
セバスチャン・キースリング | マネージングパートナー | Euro-K GmbH
小型バーナー、豊富なバリエーション
気体燃料や液体燃料の燃焼では、燃料を調製し、燃料と空気の混合気を形成するために様々な方法が用いられます。気体燃料の混合気形成は比較的単純なメカニズムで達成できるのに対し、液体燃料では常に難題となります。
液体燃料は、燃焼用空気と適切な方法で混合する必要があります。しかし、その前に液体燃料の表面積を大きくしなければなりません。つまり、あらゆる組成の液体燃料だけでなく、気体燃料の使用にも対応できるバーナーは非常に限られているのです。Euro-Kはこれを受け入れず、最適化されたバーナー形状の開発に着手しました。この課題に対応する製造技術はすぐに見つかりました:アディティブ・マニュファクチャリングです。
経験や設備(プロジェクトチームは、技術サプライヤーであるEOSの EOS M 290を使用)に加えて、Euro-Kは、独自の試験装置とシミュレーション技術という、非常に貴重なリソースも利用することができました。材料に関しては、プロジェクトチームはEOS NickelAlloy IN718を選びました。これは耐熱・耐食性に優れたニッケル合金で、700℃までの温度で優れた引張強さ、弾力性、耐クリープ性、耐破壊性を発揮します。この材料と製造技術により、エンジニアたちは、ベルリンに本拠を置くプラント建設会社のマイクロガスタービンに使用できる完璧なバーナーを完成させました。
新しいバーナーは、気体燃料と液体燃料を同じように効果的に使用できます。また、最適化された新しい形状により、アルコールの蒸留から作られるフーゼル油のような、燃焼が難しいとされる液体燃料の使用も可能になりました。
実際の燃焼プロセスは最適化されており、お客様に燃料の選択の自由を保証できます。プラント購入後の他燃料への切り替えも容易に手配可能です。ユーロKは魅力的な価格でこの技術を提供できます。設計・製造におけるパートナーの専門知識、そしてそれを可能にするEOS技術に私たちは大変満足しています。
Frieder Neumann|マイクロガスタービン開発部門副責任者|Bilfinger(ベルリン)
EOSケーススタディ
EOSの30年にわたる3Dプリンティングのパイオニアとしての卓越性をご覧ください。